ワイヤーメッシュによる鹿・猪対策(兵庫県)

 今回の依頼は、兵庫県三田市にある2件の農家さんから、鹿や猪による畑への侵入を防いで欲しいとの依頼に基づき、2日間で3カ所の農地にワイヤーメッシュを施工してきました。初日は1箇所、2日目は同地区の1箇所と別の地域の1箇所、計2箇所とハードな日程でしたが強固な防護フェンスを施工してまいりました。

初日の施工は、畑の外周が約200メートルと広く、柵沿いに防草シートを施行した後にワイヤーメッシュを張るといった作業のため、まる1日の作業でしたが、高さ2メートルのワイヤーメッシュは地形による隙間をもろともせずきっちりと施工できました。また、害獣の掘り返し防止のメッキパイプを外周に装着したことで更に害獣の侵入は困難と考えられます。施工に時間を要しましたが、これで害獣の被害から逃れられることができれば満足です。

2日目は、初日の現場近隣の斜面沿いでのワイヤーメッシュ施工と、農業屋三田店にほど近い現場における山沿いのワイヤーメッシュ施工を行いました。

斜面沿いでの施工は、防草シート施行はなく、既に施工済みのワイヤーメッシュの間隙を繋ぐもので、長さにして約30メートルと短いですが、地形が一部急傾斜のため地面との間隙が多数できるため複数のワイヤーメッシュを使用し隙間を全て無くすことに留意して作業を行いました。この長さ6メートル程度の傾斜地を過ぎ、残りの平地面を施工して接合させて完成です。斜面での高さも損なうことがないため、鹿の侵入もまず困難と考えられます。

別の現場(山沿いの施工)では、山沿いに長さ約150メートル、同じく高さ2.7メートルのワイヤーメッシュを施工し、山から畑に下りてくる害獣の侵入を防護するものです。

途中門扉を2箇所設置し、中韓付近からでも人の出入りが容易になるよう施工しました。

施行が完了し、その後鹿等動物の侵入は確認されたという連絡は頂いておりません。隙間という隙間をなくし、動物の侵入する余地を与えないフェンスガードが出来たと思います。